Be a Samuraiへようこそ。
主人の神戸卯三郎宗盛と申します。
Be a Samuraiでは、あなたの想いや願いを丹念に紐解いて、あなたにふさわしい侍名と家紋をお渡しします。
改名や生まれてくるお子さんの名前の選択肢として、訪日されるお客様の書道体験や名入れサービスの素材として、幅広くご利用いただけます。
Be a Samuraiは常時、提携パートナーを探しております。お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
さて。なぜ、こんな風変わりなサービスを始めるにいたったか。すこしばかり、自己紹介を。
幼稚園に通っていた当時の我が家の押入れには、こじんまりとした、子供しか入れないような、小さな書棚がありました。狭いところが大好きだったわたしはよくその小さな書斎に潜り込んでいたのですが、あるとき、小学館版「少年少女・日本の歴史」という漫画に出会います。
ページをペラペラとめくると、そこには色鮮やかな人物が馬に乗ったり、刀を振り回したり、一生懸命話し合いをしていたり。とても生き生きと描かれていて、すぐに虜になりました。特に侍が活躍する平安末期から江戸後期までがおもしろい!何度も何度も読みかえしたおかげで、歴史のテストはいつもほぼ満点でした。
歴史好きが高じて、兄が買ってきたファミコンゲーム「信長の野望・武将風雲録」にどハマりします。当時わたしは小学校低学年だったと思いますが、登場する700人?ちかい侍の漢字表記をなんとなく、読み方はいったん脇においておいて、とにかく覚えました。
その後、大学卒業までに侍や武士に関する100冊以上の小説、専門書などをかたっぱしから読みました。どうやって命名されるのか、どのタイミングで名前を変えるのか。この場合、この漢字はどう読むのかなど。歴史的事象や人物関係のことはもちろん、生活スタイルや名前にまつわる決まりごとなど、知識を少しずつ蓄積していきました(今でも変わらず勉強しています)。
大学卒業後はコンサルタントとして成長著しい企業の課題解決に従事。連日のように、朝6時から夜24時まで働き通し。充足感でごまかしてはいたものの、過労が原因で視察先の香港でとうとう倒れます。その後、4年ほど瀕死の闘病生活に突入。「もうダメだ」と何度も心が折れそうになりましたが、そのたびに漫画や本で出てきた侍たちの姿が脳裏に浮かんできました。源頼朝のしとどの窟潜伏。楠木正成の千早城の戦い。榎本武揚の箱館戦争。などなど。侍たちの挫けないその生き様を何度も思い起こして、試行錯誤の治療に耐えました。
おかげさまで、制限はあるもののある程度回復し、在宅でもできる新たな働き方を模索していたところ、「せっかく知識はあるんだし、好きなんだし、仕事にしてみたら?」と友人に侍に関するサービス開発を勧められました。侍の名前を授けることで、名前のもつエネルギーと勇気を与えられないか。こうして“Be a Samurai”が生まれた次第です。
なお、私の祖先をさかのぼると一人の侍にいきあたります。名は矢部山城守定利。因幡国(現在の鳥取県東部)に館をかまえ、奉公衆として足利将軍家の護衛を務める家柄でした。Be a Samuraiのロゴは矢部家の家紋「おもだか」に由来します。